不安や焦りを抱えることはありませんか?
わたしはあるゾーンに近づくと抱えることがあります。
大体の要因はSNSを見た時かな。
とはいえ・・・。
アーティストとして、いや私自身が社会へのメッセージを発信するタイプなので、ネガティブな感情を感じ始めたらまず何からきているのかを疑うようにしています。
先日YouTubeで恐ろしいものを見てしまいました。
カルト式ビジネスです。

くり返します。
「いま、不安や焦りを感じていませんか?」
その解決策として、他人への批判に納得を覚えることはありませんか?
そして、その先には無形サービス(カウンセリングやコーチング、マッチング系統)があったりしませんか?
この構図、現代社会にはかなりありますね・・・。
特に情報過多のインターネットの中にはたくさん渦巻いています。
購入することでステータスが得られるもの(多岐に渡るエンゲージもの)は、日本のバイアス(偏見)を逆手に取られていることがあります。
婚活、闇バイト・・・アート界隈でも見かけますね。
バイアスを商売道具にすると(言い方が悪いですが)カモがたくさん釣れます。
誰でも発信できるようになった今、ネットには人の不安や不満がたくさんありますよね。
でも、そのネガティブ感情を利用して商品を買わせるビジネスもたくさんあるんです。
(昔なら霊感商法程度だったかもしれないけど)
わたしは啓蒙者ではないですが、おそらく…
不安や不満が解消されるサービスを”購入”した先に、本当の幸せがあるとは思えません。
では、幸せとはなんなんでしょう?
わたしは、自分をよく知り、弱みを認めることだと思っています。
…それってなんのことだ?
つまり、自分を強くするということです。
自分を強くするということは、外部からのダメージをプロテクトすることにもなります。
正しい情報、必要な情報を見抜く力をつけると、生きるのがかなり楽になります。
これだけで自己肯定感はだいぶ上がります。
ではわたしはどんなことを自分の弱みだと思っているかというと・・・
・好きなことに没頭しすぎて周りとのコミュニケーションを希薄にしてしまうことが往々にしてある
・完全夜型(クロノタイプ)でみんなと同じように朝からパフォーマンスを発揮できない
・ジェンダーマイノリティだ
・メンタル系のハンディもある(会社とか組織に押し込むと能力の凸凹が発達障害になりうる)
でも、そんな自分を「しゃーない」と割り切っています。
大卒後、”まわりの友人みたいに”正社員になれなかったことや、転職を繰り返したことも「しゃーない」としか言いようがなくて・・・
過去は変えられないし、ボロボロの状態で37歳までお勤めして、よくやったよなぁと割り切っています。
(当時薬もかなり飲んでいた)
バイアスの種類は国によって異なりますが、「(なにかしらの)一般」から外れたりマイノリティの立場になると、「ヤバい」と思いがちになります。
この「ヤバい」は曲者です。
自分の存在価値を確立したい場合は、そういうコミュニティから抜け出たほうがいいと思います。
幸せになりたいならなおさら。
心に余裕がある人ほど人を見るフィルターが粗くなり、心に余裕がない人ほどフィルターが細かくなるのではないでしょうか。
悲しいことに、人生はポイント(数字)でおおかた決まってしまいます…交流のあるポルトガルの方もそう言っていました。
でも、全てがそうというわけでもないと思います。
冒頭にも書きましたが、特にSNSは使い方要注意。
SNSは質より量の世界です・・・!

SNSに没頭すると何かを見失いそうになりますし、時間も取られるので、わたしはXとスレッズをやめました。
結果、なんの不便もありませんし、むしろ楽になりました。
いいねやフォロワー数、インプレッション数に振り回されているくらいなら、エッセイを一記事を書き上げる方が楽しいです。
しかも記事は資産としてずっと残ってくれます。
アーティストとして常々気をつけていることは、売れた数よりも価格を大切にすること。
アートの価値は価格と比例するといっても過言ではないでしょう。
もちろん百万円で売れと言っているわけではありませんが、100円で数百個売れと言っているわけでもありません。
残酷にも、SNSにのめり込むと「いくらお金を払ってもらったのか」ということよりも、「何個売れたか」ということのほうに意識がいってしまいがちです。
これは体験談で、わたしもよく錯覚に陥ります。
そういう時に、
「ああ、自分はそんな程度のことに振り回される人間なんだな」
と自信をなくしつつも、
「しゃーないな」
と、割り切っています。
(現代の社会の構図がそうなっているんだから自分は悪くない!という強引な割り切りです。笑)
割り切りや諦めはかなり効果的で、自分を強くしてくれます。
・・・それでは、もう一回繰り返します。
「今、不安や焦りを抱えることはありませんか?」