こんにちは!Yukaです。
先日作品がお迎えされたのですが、それまでの考えがまるっと覆される出来事が起こりました。
以前の私は、数々の行動経済学の本を読んではマーケティング、ブランディングなど、そればかり考えていました。
売れない時期が長くなるとフラストレーションがたまります。
なので、どうしたもんだかと思い悩んでいました。
しかしいつもそうなのですが、アート作品ってガンガンに宣伝していない時の方に売れたりするんですよね。
昨冬、果物の盛り合わせを描いた鉛筆画が売れた時は、「食卓に飾りたい。食欲が出そうだから」というメッセージをいただきました。
(メールの内容の許可をいただいてないので詳細は書けないのですが)
そして、今回はこちら。
Yuka Mitsufuji様
ご連絡ありがとうございます。
(中略)
*区図書館のアートギャラリーでYukaさんの展示を見かけて、心踊るようなワクワクするような気持ちになり写真に撮って帰ったもののどうしても忘れられず、無くなる前にと思って注文させていただきました!
アートを買うのは初めてなので、どこに飾るか今悩み中です。届くのを楽しみにしています。
(お客様のお名前)
あれ?
びっくりしちゃったんですね。
自分が努力してきた方向性と全く違って売れた。
しかも写真を撮ってくれて、それで悩んでまでして購入してくださったなんて・・・

驚いたのは、イベントでも何でもないところで作品が売れたということ。
(もちろん導線は作っています)
というのも、「これからは作品を展示するなら絶対個展形式がいい」と思っていたんです。
とはいえ個展を開く予算はないし知名度もない。
なので、コストを抑えて飾れる場所が見当つからないかな〜と思っていたら、近くの文化ホールが壁面をギャラリーとして貸し出していたんです。
ここを利用したのが良かった。
今回のご購入の経緯を聞いて、自分の作品を見てくれている方は必ずいる、と思えて、初めて自信がつきました。
ここは何ヶ月でも借りれるので、常設にしようと思っています。
企画展や個展をするよりもはるかに安いですし、図書館とコンサートホールのある建物なので、アートに興味のある方も多そう。
もちろん壁面全体で見たら作品は多種多様。
でも借りているブース(棚)のなかはやりたいようにやれるので、半個展みたいにできます。
お客様(利用者さん)のためにと思うと、半月〜1ヶ月に1回模様替えしていけると飽きなくて良いですよね。

今はネットの普及でギャラリーに委託しなくても自力で絵を売ることができる時代になりました。
もちろんその分、似たレベルのアーティストとも競争することにもなりましたけどね。
なので個人的には、できるだけマーケットから抜けることで負担が減るかなと思っています。
「日展に出したい」「二科会に所属したい」などの夢があれば別ですが、そうでもなければコンペに出し続けても絶対どこかで折れちゃいそうで・・・
元々、賞レースに出るよりも売りたくてやっていましたしね。
だからこそ群れずに抜け道を作って、のびのびとやっていけたらいいなと思っています。
最近は雑貨ジャンルにも進出してアート制作をしています。
キャンバスを小さくしても、画材はそのままで現代アートは作れます。
ミニフレームのスタンド(表面の透明板を取っちゃう)に直接描いたり、マグネットを使ったり、ポストカードに直接テクスチャーアートを描いたり・・・
色んな活動の方法があるなと感じています。
それでは、ギャラリーで売れた作品もこちらに載っていますので、ぜひご覧ください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
